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軽​く​お​も​い - karu ku omoi -

by hamada tamon / 濱田多聞

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1.
title track 03:34
頼んでもないのに雨 傘はさすたびに折れ 俺はやむを得ずバスに乗り 視線を落とす 望んでもない珈琲の香り 冷たい初恋のように 互いが目をそらすたび 互いが晒されていく 気がするんだ 気がする 気が済んだ 気がする 頼まれてもないのに 綻び切り取って 歌を作ろう 君の顔色の底にある水溜りに 軽くおもいが 跳ね返るように
2.
すりガラス越しの他人の食卓のような 不確かな甘さが口の中に残った 光を浴びた 花の名前を 覚えられないのは どうでもいいからだ ベルトの穴から差し込む陽の光が 照らした埃の束が私には 相応しいとしか思えてならない 朝食を乗せた皿が冷たい 昨日よりも冷たい お茶を濁すような憂鬱を切り取って壁に貼る 不確かな苦味が口の中に広がった 光を浴びた 花について 歌う理由がない あるわけがない ベルトの穴から差し込む陽の光が 照らした埃の束が私には 相応しいとしか思えてならない 朝食を乗せた皿が重たい 昨日よりも重たい 昨日よりも俺は若くない
3.
余計なことを言わない あの娘は難しいことが わからないだけかもしれない 賢く見せるのは上手い ただひとつ言えることは 昔の自分を見るようだ 左手で鍵を穴に入れる 扉が上手く開かない 慣れない事ばかりが気にかかる 別の世界で生き返りたい ただひとつ言えることは 漫画のようにあり得ない 気を抜いた時の あの娘の私服が いつもよりも気になった からかっているわけではないが 余計なことを言わない あの娘は学生時代の 夢を見てうろたえて目を覚ます あなたいくつになったの たた一つ言えることは 鏡の自分を見るようだ
4.
too late 03:45
身体に悪そうな パンを食べながら 期待されることに 飽きた猫を憂う あとのまつりだ 音楽がうるさい うるさい音楽が 言葉を詰まらせる 例えようもなく 誰にも似ていない 皆と同じように 皆と同じようだ あとのまつりだ 音楽が足りない 足りない音楽が 心を躍らせる 祭りのあとは 空き缶のようだ 遅れてやってきた 思いを吐き出したい 遅すぎる!
5.
太った雨 03:31
光の届かない部屋にて 昼間の深みに足を取られ泣く 君の唄を書いていた頃の 思いは雨に叩き落されてしまった 太った雨が屋根を伝う あっけなく年が明けていく 太った雨が君の 生牡蠣色の肌を 流れていく 緩んだ腹の上に灰が降り積もる 気持ちの波がいろんなことを覆い隠す 君の絵を描いていた頃の 絵の具は雨に溶かされてしまったようだ 太った雨が髪を伝う あっけなく年を取った僕ら 太った雨が君の 生牡蠣色の肌を 濡らしている 何て言ったらわかるんだろう か
6.
のど飴ひとつ 砕いて捕まえる スっとする言葉 油性のペンで 塗りつぶされた 五線譜に指を引っ掛けて 生き延びる よくない天気に 気をつけて 雲のレイヤー 透ける太陽が 手の甲を照らす 無名の写真家と 酒を酌み交わす 日が愛おしく思えたなら 手遅れではないさ よくない人に 気をつけて 明るい顔で 暗くなるまで 遊んでくれ~
7.
考えごと 03:47
考えごと抱え込んで 友達にコーヒーを頼む カタカタ鳴る時計の針の 音が気になる 考えごと抱え込んで 友達のギターを浴びる カサカサの指で押さえきれない sus4が濁る 家に帰ろう 欲しい物が届いているはず 本当にそれでよかったのか そう思わなくもないけれど 考えごと抱え込んで 友達とご飯を食べる カラカラの喉が上手いこと 言葉を飲み込めない 取り返しのつかないこと 取り返すやり方を変える バタバタ死んでいく人の唄 口ずさむ 家に帰ろう 疎遠な友に手紙を書く 本当にそれでよかったのか そう思わなくもないけれど 足の痛くならない靴を 買いに出歩きたい
8.
nostalgia 04:25
仲がよくなったら すべてが嘘であったなら 頭がよくなったら すべてが嘘であったなら 喋ることがなくなったら すべてが嘘であったなら 友達が先に帰った すべてが嘘であったなら お酒のせいで 夜の闇が見えづらい 雨に濡れた街路樹に 傘を立てかける 楽しく振舞ったら すべてが嘘であったなら テーブルの席が空いたら すべてが嘘であったなら 朝が首を絞めに来た すべてが夢であったなら できない大人になったら すべてが夢であったなら お酒のせいで 本当のことが隠せない 雨に濡れた傘を開くと 夏が終わりを告げに来る わけがわかっているかのように ものがわかってる大人のように すべてが嘘であるように すべてが嘘であるように
9.
君の友達 03:36
代えの利かない君の友達が 君の友達で居てくれるように わからないことは聞いてくれ 知らないことは教えてくれ 気持ちの波にさらわれるように 眠れぬ夜に思ったことは言葉にならない 気が利きすぎるといいことはあまりないね 知り合いばかりが増えるだけだ かろうじて気にかかる居場所が ばれないように咳払い 気持ちの波にさらわれるように 眠れぬ夜に思ったことは言葉にならない 時は来た それだけだ 君の冷たい腕につかまって どうすればいいのか 君の友達はどう思うのか 代えの利かない君の友達が 君の友達でなくなる前に 君の隣か向かい側に座る場所を 用意しておいてくれ

about

2nd full length album

Label : hAmAdAyAmA recordings

Catalog Number : HMD-003

credits

released September 25, 2016

all songs written and played by hamada tamon

recorded at home and studio,banquet hall (june 2015 to may 2016)

mixed by hamada tamon

mastered by hara tomonobu (cafe au mastering)

guest player

minaki daichi (bass on #1.2.9)
saruta yoshinori (drums on #1.2.9)
sugai tsukasa (alto sax on #1.2.4.8)
tdsgk (drums on #4)

cover design and layout by 24

other info : ivory.ap.teacup.com/thehamadayama/293.html

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all rights reserved

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about

hamada tamon / 濱田多聞 Sendai, Japan

singer-songwriter from sendai city.

started in Feb 7,2007

his name was the hamadayama!

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