Get all 7 hamada tamon / 濱田多聞 releases available on Bandcamp and save 20%.
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1. |
title track
03:34
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頼んでもないのに雨
傘はさすたびに折れ
俺はやむを得ずバスに乗り
視線を落とす
望んでもない珈琲の香り
冷たい初恋のように
互いが目をそらすたび
互いが晒されていく
気がするんだ
気がする
気が済んだ
気がする
頼まれてもないのに
綻び切り取って
歌を作ろう
君の顔色の底にある水溜りに
軽くおもいが
跳ね返るように
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2. |
花について
03:17
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すりガラス越しの他人の食卓のような
不確かな甘さが口の中に残った
光を浴びた
花の名前を
覚えられないのは
どうでもいいからだ
ベルトの穴から差し込む陽の光が
照らした埃の束が私には
相応しいとしか思えてならない
朝食を乗せた皿が冷たい
昨日よりも冷たい
お茶を濁すような憂鬱を切り取って壁に貼る
不確かな苦味が口の中に広がった
光を浴びた
花について
歌う理由がない
あるわけがない
ベルトの穴から差し込む陽の光が
照らした埃の束が私には
相応しいとしか思えてならない
朝食を乗せた皿が重たい
昨日よりも重たい
昨日よりも俺は若くない
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3. |
くるしいあの娘
03:39
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余計なことを言わない
あの娘は難しいことが
わからないだけかもしれない
賢く見せるのは上手い
ただひとつ言えることは
昔の自分を見るようだ
左手で鍵を穴に入れる
扉が上手く開かない
慣れない事ばかりが気にかかる
別の世界で生き返りたい
ただひとつ言えることは
漫画のようにあり得ない
気を抜いた時の
あの娘の私服が
いつもよりも気になった
からかっているわけではないが
余計なことを言わない
あの娘は学生時代の
夢を見てうろたえて目を覚ます
あなたいくつになったの
たた一つ言えることは
鏡の自分を見るようだ
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4. |
too late
03:45
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身体に悪そうな
パンを食べながら
期待されることに
飽きた猫を憂う
あとのまつりだ
音楽がうるさい
うるさい音楽が
言葉を詰まらせる
例えようもなく
誰にも似ていない
皆と同じように
皆と同じようだ
あとのまつりだ
音楽が足りない
足りない音楽が
心を躍らせる
祭りのあとは
空き缶のようだ
遅れてやってきた
思いを吐き出したい
遅すぎる!
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5. |
太った雨
03:31
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光の届かない部屋にて
昼間の深みに足を取られ泣く
君の唄を書いていた頃の
思いは雨に叩き落されてしまった
太った雨が屋根を伝う
あっけなく年が明けていく
太った雨が君の
生牡蠣色の肌を
流れていく
緩んだ腹の上に灰が降り積もる
気持ちの波がいろんなことを覆い隠す
君の絵を描いていた頃の
絵の具は雨に溶かされてしまったようだ
太った雨が髪を伝う
あっけなく年を取った僕ら
太った雨が君の
生牡蠣色の肌を
濡らしている
何て言ったらわかるんだろう
か
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6. |
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のど飴ひとつ
砕いて捕まえる
スっとする言葉
油性のペンで
塗りつぶされた
五線譜に指を引っ掛けて
生き延びる
よくない天気に
気をつけて
雲のレイヤー
透ける太陽が
手の甲を照らす
無名の写真家と
酒を酌み交わす
日が愛おしく思えたなら
手遅れではないさ
よくない人に
気をつけて
明るい顔で
暗くなるまで
遊んでくれ~
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7. |
考えごと
03:47
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考えごと抱え込んで
友達にコーヒーを頼む
カタカタ鳴る時計の針の
音が気になる
考えごと抱え込んで
友達のギターを浴びる
カサカサの指で押さえきれない
sus4が濁る
家に帰ろう
欲しい物が届いているはず
本当にそれでよかったのか
そう思わなくもないけれど
考えごと抱え込んで
友達とご飯を食べる
カラカラの喉が上手いこと
言葉を飲み込めない
取り返しのつかないこと
取り返すやり方を変える
バタバタ死んでいく人の唄
口ずさむ
家に帰ろう
疎遠な友に手紙を書く
本当にそれでよかったのか
そう思わなくもないけれど
足の痛くならない靴を
買いに出歩きたい
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8. |
nostalgia
04:25
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仲がよくなったら
すべてが嘘であったなら
頭がよくなったら
すべてが嘘であったなら
喋ることがなくなったら
すべてが嘘であったなら
友達が先に帰った
すべてが嘘であったなら
お酒のせいで
夜の闇が見えづらい
雨に濡れた街路樹に
傘を立てかける
楽しく振舞ったら
すべてが嘘であったなら
テーブルの席が空いたら
すべてが嘘であったなら
朝が首を絞めに来た
すべてが夢であったなら
できない大人になったら
すべてが夢であったなら
お酒のせいで
本当のことが隠せない
雨に濡れた傘を開くと
夏が終わりを告げに来る
わけがわかっているかのように
ものがわかってる大人のように
すべてが嘘であるように
すべてが嘘であるように
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9. |
君の友達
03:36
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代えの利かない君の友達が
君の友達で居てくれるように
わからないことは聞いてくれ
知らないことは教えてくれ
気持ちの波にさらわれるように
眠れぬ夜に思ったことは言葉にならない
気が利きすぎるといいことはあまりないね
知り合いばかりが増えるだけだ
かろうじて気にかかる居場所が
ばれないように咳払い
気持ちの波にさらわれるように
眠れぬ夜に思ったことは言葉にならない
時は来た
それだけだ
君の冷たい腕につかまって
どうすればいいのか
君の友達はどう思うのか
代えの利かない君の友達が
君の友達でなくなる前に
君の隣か向かい側に座る場所を
用意しておいてくれ
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hamada tamon / 濱田多聞 Sendai, Japan
singer-songwriter from sendai city.
started in Feb 7,2007
his name was the hamadayama!
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