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1. |
テラテラと
03:39
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あなたの船には
また乗り遅れてしまった
汚い海に潜りこんで
魚の振りをする
太陽がテラテラと光り
海に跳ね返る
時折水面に顔を出して
観覧車が廻るのを見る
煙草が吸いたいぜ
朝の底は深い
椅子の足は錘のようだ
餌がないと苦しいので
釣り上げられるのを待っている
太陽がテラテラと光り
海に跳ね返る
時折水面に顔を出して
観覧車が廻るのを見る
煙草が吸いたいぜ
足が勝手に公園へ向かう
そんな朝は得てして寒い
話す相手はとても怖い
斜陽がテラテラと
テラテラと
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2. |
ある男、北の男 -illⅡ-
03:30
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仄暗い日曜日
長いタバコが空になった
陽のあたることのない
見返りの来ない優しさは
それほど美しいものじゃない
自分で作った今日と同じ
それは季節の変わり目に
ふと見えてしまっただけなのか
耳を塞ぐ白い蓋を
外しても唾を吐く音が
ふくらんだふくらはぎに
詰め込まれてやるせない
それほど悪い天気ではないが
自分で作った今日は寒い
それは季節の変わり目に
ふとおかしくなっただけさ
繰り返すたびに悪くなる
年を取るたびに悪くなる
自分で作った今日と同じ
自分で作った曲と同じ
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3. |
飴以上水飴未満
03:10
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荷台に罪を積み重ね
景色の色に毒を盛る
身体の中に告知を受けた
急な話には逆らいたい
感度の悪い古いマイクに
誰か言葉を吹き込んでくれ
トカゲのように舌を伸ばして
俺の身体をハウらせてくれ
暑さが目元に詰めこまれ
地元の色が遠くに見える
告知を受けた身体の中に
変更点が忍び込む
感度の悪い古いマイクに
誰か言葉を吹き込んでくれ
トカゲのように舌を伸ばして
俺の身体とハモらせてくれ
飴以上水飴未満の
煮え切らない夏は終わった
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4. |
ああ!あとがない
03:02
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注射のように強い陽射しが
腕を突き刺している
恥ずかしくない夜が来るまで
暗い顔をして生きる
橋の下に身を隠して
鳥の影を目で追いかけると
経年による傷みが激しい
古い家が胸に迫ってくる
ああ!あとがない
膨らんでいく毒の塊に
針で穴を空ける
汚らしいものが
血と混ざりどろりと流れ出した
嘘の日記を書いて
隣の女に舌打ち一つ
新品同様の朝の光は
落札し忘れた
ああ!あとがない
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5. |
ill Ⅲ
01:41
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6. |
その後の13時間
03:25
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市バスで通院
枯葉のような骨をつなぐ
憂いをなでる幽霊が
渋滞を引き起こした
隣に座る人が本を閉じると
憂いをなでる幽霊を
また怒らせてしまった
私はまた鳩のように静かに丸くなった
私はまた鳩のように餌を待ちつづけた
薬の重さで
寒い夜の枕が沈む
間の悪い通り魔がまた
笑いながら手を振っている
秘密の話を
お茶を飲みながら聴いていると
憂いをなでる幽霊が
傍で聞き耳を立てている
私はまた鳩のように静かに丸くなった
私はまた鳩のように餌を待ちつづけた
13時間後には待ちくたびれていた
使いもしない喉はカラカラさ
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7. |
祭りのあと
03:32
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祭りのあとは
黄昏の椅子に座り込んで
いつもの朝が来るまで
吸殻を生み続けることしか
できないけれど
それが幸せなのか
続いていければいいのさ
続いていければいいのさ
どうなってもいいのさ
どうなってもいいのさ
頭の中の部屋にある
荷物を烏が咥えて
山の向こうまで飛び立った
祭りのあとは
あなたと一緒に
喜びの影を踏みしめて
踊り明かしたい
続いていければいいのさ
続いていければいいのさ
どうなってもいいのさ
どうなってもいいのさ
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8. |
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むなしさという名の
バス乗り場には
浮ついた娘たちが
大切そうに抱えている
君のお土産は何かな
殺し屋が気になって
本がうまく読めない
大都会の夜景が
花火のように恐ろしい
苦しみの果てで
バスを降りると
新しい景色はなかった
そこはただの地元だった
孤独を邪魔する酒の宴
当たり前にやってくる
祝福を疑っている
大都会の夜景が
花火のように懐かしい
日々の暮らしが
底をついたなら
どんな気分で
眠ればいいのか
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hamada tamon / 濱田多聞 Sendai, Japan
singer-songwriter from sendai city.
started in Feb 7,2007
his name was the hamadayama!
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